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急性リンパ性白血病基本情報

治療

治療の流れ

成人ALLの治療

ALLは進行が速いため、診断された場合には、すぐに治療を開始し、完全寛解を目指します。

治療の流れ

治療の流れ

東原正明・須永真司編. 血液内科クリニカルスタンダード. 第3版. 東京: 文光堂; 2015. p.125,127,134-135.より作成
飛内賢正監修. 血液のがん. 東京: 講談社; 2015. p.52-53.より作成
医療情報科学研究所編. 病気がみえる vol.5 血液. 第2版. 東京: メディックメディア; 2008. p.117,130,133.より作成

小児ALLの治療

診断後、速やかに初期治療を開始し、中枢神経浸潤予防を早期から頻回に行います。全治療期間は最低2年間行うことが強く推奨されています。

治療の流れ

医療情報科学研究所編. 病気がみえる vol.5 血液. 第2版. 東京: メディックメディア; 2008. p.133.
薄井紀子編. 急性リンパ性白血病(ALL)の基礎と臨床. 大阪: 医薬ジャーナル社; 2016. p.174,176.より作成
日本小児血液・がん学会編. 小児白血病・リンパ腫 診療ガイドライン 2016年版. 2016. p.9,13,15,17,32.より作成

完全寛解(CR:Complete Remission)とは?

完全寛解とは、検査で「がんがみつからない状態」のことで、白血球細胞が残存している可能性があるため、治癒(完治)とは異なります。
完全寛解には、段階別に形態学的完全寛解と分子遺伝学的完全寛解があり、まず形態学的完全寛解を目指します。
完全寛解に到達しても、体内には微小残存病変(MRD:Minimal Residual Disease)が残存している可能性があります。

寛解、MRDの定義

寛解、MRDの定義

飛内賢正監修. 血液のがん. 東京: 講談社; 2015. p.8.
医療情報科学研究所編. 病気がみえる vol.5 血液. 第2版. 東京: メディックメディア; 2008. p.117-118.より作成
直江知樹編. インフォームドコンセントのための図説シリーズ 白血病/骨髄異形成症候群. 大阪: 医療ジャーナル社; 2013. p.26-27.より作成

ALLの治療による体内の白血病細胞の総数の変化

MRDがある場合は、MRDがない場合よりも早期再発するといわれています。
再発を防ぐため、完全寛解に達した後もMRDを減らし、白血病細胞が限りなくゼロに近くなる状態を目指し治療を続けます。

体内の白血病細胞の総数の変化

体内の白血病細胞の総数の変化

薄井紀子編. 急性リンパ性白血病(ALL)の基礎と臨床. 大阪: 医薬ジャーナル社; 2016. p.74.
直江知樹編. インフォームドコンセントのための図説シリーズ 白血病/骨髄異形成症候群. 大阪: 医療ジャーナル社; 2013. p.26-27.より作成

『ビーリンサイト.jp』はアムジェンが運営する医療関係者向け情報サイトです。
こちらのページでは、治療の流れをお届けいたします。

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