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急性リンパ性白血病基本情報

治療

救援療法

救援療法とは

再発した場合、あるいは寛解導入療法で寛解が得られない難治性ALLの場合は、救援療法を行います。
ALLの再発は地固め療法中、維持療法中、維持療法終了後などさまざまな時期に起こり得るため、再発ALLの治療では、前治療歴と再発までの期間を考慮して、治療薬剤を選択します。

医療情報科学研究所編. 病気がみえる vol.5 血液. 第2版. 東京: メディックメディア; 2008. p.116,119.
日本血液学会編. 造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版. 東京: 金原出版; 2020. p.61.

救援療法の選択肢

多剤併用化学療法のほか、新たな治療方法として、免疫療法剤、抗体薬物複合体、免疫細胞療法があります。

日本血液学会編. 造血器腫瘍診療ガイドライン 2018年版補訂版. 東京: 金原出版; 2020. p.61.

再発小児ALL

小児ALLでも約20%に再発がみられます。再発ALLの長期生存率は約30~40%です。第一再発ALLでは、再発時期、再発部位、および免疫学的分類により治療が異なります。

薄井紀子編. 急性リンパ性白血病(ALL)の基礎と臨床. 大阪: 医薬ジャーナル社; 2016. p.177.
日本小児血液・がん学会編. 小児白血病・リンパ腫 診療ガイドライン 2016年版. 2016. p.28-30.

再発について

臨床的に完全寛解になっても、ごくわずかなMRDが残っており、それが再び増殖してくることを再発と呼びます。
完全寛解が3年以上続けばまず再発せず、5年以上完全寛解が続けば治癒したとみなされます。

再発と白血病細胞の数の変化

再発と白血病細胞の数の変化

直江知樹編. インフォームドコンセントのための図説シリーズ 白血病/骨髄異形成症候群. 大阪: 医療ジャーナル社; 2013. p.27.より作成

『ビーリンサイト.jp』はアムジェンが運営する医療関係者向け情報サイトです。 こちらのページでは、救援療法をお届けいたします。

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