急性リンパ性白血病基本情報
患者さんとのコミュニケーションのための基本情報
関連コンテンツ
治療
治療の流れ
成人ALLの治療
ALLは進行が速いため、診断された場合には、すぐに治療を開始し、完全寛解を目指します。
治療の流れ
小児ALLの治療
診断後、速やかに初期治療を開始し、中枢神経浸潤予防を早期から頻回に行います。全治療期間は最低2年間行うことが強く推奨されています。
完全寛解(CR:Complete Remission)とは?
完全寛解とは、検査で「がんがみつからない状態」のことで、白血球細胞が残存している可能性があるため、治癒(完治)とは異なります。
完全寛解には、段階別に形態学的完全寛解と分子遺伝学的完全寛解があり、まず形態学的完全寛解を目指します。
完全寛解に到達しても、体内には微小残存病変(MRD:Minimal Residual Disease)が残存している可能性があります。
寛解、MRDの定義
ALLの治療による体内の白血病細胞の総数の変化
MRDがある場合は、MRDがない場合よりも早期再発するといわれています。
再発を防ぐため、完全寛解に達した後もMRDを減らし、白血病細胞が限りなくゼロに近くなる状態を目指し治療を続けます。
体内の白血病細胞の総数の変化
『ビーリンサイト.jp』はアムジェンが運営する医療関係者向け情報サイトです。
こちらのページでは、治療の流れをお届けいたします。